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人生を豊かにするヒント集

すぐに文章がうまくなる5つの方法

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あなたに向かって、

「文章ヘタだね」とずばり言う人はいません。

読者は心のなかで、

「わかりにくい」「なんだか読みにくいな」

とひそかに感じているのです。

 

 

 読者を知る

 

あなたの文章を読む人はだれですか?

友人? 先生? 会社の上司?

ぱっと顔が浮かぶような相手なら苦労しません。

その人が喜びそうなツボを狙い撃ちするだけです。

 

私たちは、よくカン違いをしています。

「文章のうまさ」とは、

読者がおのおのの趣味で判断することであって、

自己満足の度合いで測る技術レベルではありません

 

難しいのは、

不特定多数にむかって文章を書くこと、です。

実際の読者を知ることができないからです。

 

ブログでは、Googleアナリティクス等を使えば、

アクセスした人のステータスを知ることはできます。

だからといって、これから記事を読んでくれる、

未来の読者の属性まで事前に知ることはできません。

唯一できることは、読者を想定することです。


あなたの記事を読むのは、

男性ですか? 女性ですか?

年齢はどのくらいですか?

どんな学校に通い、どんな仕事をして

休日にはどんな趣味を楽しんでいますか?


読者の人となりを想定してはじめて、

相手に寄り添うような書き方ができるようになります。

繰り返しますが、文章のうまさとは、

読む人にとっての「快さ」でしかありません。

満足させる相手を画面の向こうに見ることなしに、

文章はうまくなりようがないのです

 

 

 目標を定める

 

読者がそれを読み終わったあと、

どんな気分になっていれば、理想ですか?

 

生活に役立つ記事を書くなら、

読んだ人に「これは便利だった」「使えそうだ」

と思われることが、成功といえます。

個人的な日記なら、

自分の経験に共感してもらう、わかってもらう、

ことが目標になるでしょう。


読んでいて「何がしたいの?」と不満になる文章は、

書き手に「こうしたい!」と思う目標がありません。

かならず事前に目標を考えましょう。

 

 

 いつものことばで書く

 

ちょっとでも賢くみられたい、

よく思われたい、内容に重みを持たせたい。

そんな意識から、ついつい

日常生活を離れたことばで書いてしまいます。

 

自分のモノにしていない、背伸びした表現は、

かならず読者に違和感として伝わります。

 

いたずらに玄人をきどって、専門用語を多発するのは、

読者から憧れのまなざしを集めるようでいて、

実際は、読者を突き放し、逃がしているのです。

 

 

 一文を短くする

 

前後関係をうまくつなげながら、

長い文章を書くのは、至難のワザです。

これがうまくできるのは、

ほんとうに頭のいい人や、文才のある作家だけです。

 

呼吸の入れ方がぎこちないと、読んでいて

すぐに息苦しくなってきます。

自分の言いたいことを整理するためにも、

テンポよく句読点を打ちこんで

長いことばの鎖を断ち切っていきましょう。


とくに、パソコンやスマホで記事を読む場合、

読者は、Read(読む)ではなく、

    Scan(走査)をしています。

小説のように、読書自体を楽しむのではなくて、

欲しい情報をすばやく得ようとするのです。

 

こうしたメディアの特性上、

文章をボールドで強調したり、色分けしたりして、

内容のポイントを書き手側で指示することが、

大事になってきます。

 

 

 野性で書いて、理性で直す

 

下書きは勢いです。

実際に文章を書いていて、つくづく思います。

いちいち表現技法を吟味していると、

いくら時間があっても足りません。


書き始めたら、プレイヤーに徹しましょう。

ありったけ野性的になって、情熱的になって、

フィールド上を自由に駆け回るのです。

すべてを出しきって、力尽きたら

今度は、厳しい監督を登場してもらいます。

書いた文章を容赦なく切り捨てていくのです。

2人の役割をうまく使い分けていきましょう。

 

 

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