先延ばしグセをやめる3つの方法
「時間がなかった」
を言い訳するのは、もうやめませんか?
メンドウな仕事や課題は、つい先延ばしにしがちです。
「やらなくちゃいけない」と頭で分かっていても、
締め切りの直前になるまで身体は動きません。
いつも慌てて、ツラい思いをしながら、
徹夜で課題と向き合うことになります。
今日から、そんな習慣を打ち破りましょう。
1 先延ばしの原因をはっきりさせる
先延ばしを、自分の性格のせいにしていませんか?
自分を責めても、目の前の課題は片付きません。
まず第一に、先延ばしの原因を把握しましょう。
身体がしんどくて、熱がある時、どうしますか?
治らなければ、お医者さんに診てもらうでしょう。
風邪だと思っていたものが、インフルエンザだったり、
身体の異常だったりするかもしれません。
原因を特定することで、
はじめてそれに有効な治療を施すことができます。
先延ばしの「しんどさ」から逃れるためにも、
同じように、その原因を明らかにする必要があります。
アインシュタインは次のように言いました。
「問題を解決するのに1時間しかなければ、
最初の55分は適切な問題の立て方をさがし、
あとの5分でそれを解く」
問題を解くことよりも、
いかに問うかを考えるほうが大切なのです。
すぐに解決策を探す前に、
まず、問題の立て方が適切かどうか考えてください。
課題のほんとうの正体を見極めることなくして、
その解決は望めません。
2 小さなゴールを作る
問題の全容がそれなりに把握できたら、
次は、それを小さく分けていきます。
たとえば部屋の片付けなら、
- 読まない雑誌を処分する
- 使わない家電を捨てる
- シーズンごとに衣服をたたんで収納する
- ほこりのかぶった小物を整理する
という風に、こまかいステップにわけることで
「片付け」というぼんやりした問題が、
より具体的な小さい課題の集まりになって現れました。
問題をこまかい要素に分解することで、
次に何をすべきか把握できるようになります。
ステップ別に柔軟なスケジュール組める上に、
一歩一歩着実に進歩している達成感も得られます。
3 完璧主義をやめる
完璧主義じたいは悪くありません。
歴史上の傑出した芸術家の多くは、完璧主義者です。
アーティストは一切妥協することなく作品を作ります。
あなたも自分の仕事に妥協したくないかもしれません。
しかし、その態度のうらに、
「欠点を非難されるのが怖くてたまらない」
という恐怖が隠れているのなら、
すぐに、そんな後ろ向きの完璧主義は捨てるべきです。
それは課題達成の邪魔にしかなりません。
まずは完成度60%を目指して、動き出しましょう。
「6割もなかなかハードだ」と思う人は、
次の英語ことわざを思い出してください。
"Well begun is half done."
(うまく始めただけで、半分終わったも同然だ)
始めただけで50%なら、
あとは残りの10%を上乗せしていくだけです。
そう考えると、気持ちが軽くなりませんか?
まとめ
いつか作業にうってつけの日が来る。
うってつけの時間、うってつけの環境が訪れる。
私達は、そんな風に考えて、課題を先延ばしにします。
そんな絶好の作業びよりは、未来永劫やってきません。
なぜなら今日、いま、ここが最高の行動起点だからです。